赤目四十八滝 遊歩道 夜露が誘う 奥の院 マイナスイオン 吸い込んで 都会じゃ見えない 星空が 心のチャンネル 切り替える 明日は違うよ って笑った 夏見廃寺の 礎石 苔むした歴史 横目に 受験勉強の テキスト開く 青春には 早すぎた 桔梗が丘の ホーム待ち 行き交う電車が 描く夢 あの子は大阪 私は京都 別々の未来 選んでも この駅だけは 変わらずに 二人を繋ぐ 場所だから 古の道から 吹く風は 親の反対も 運び去り 憧れだけを 残してく 揺れる十八の 心配事 滝の轟き 耳に残し 街灯の数を 数えれば 一歩一歩が 確かめる 選んだ道の 正しさを