六華苑の 庭園で 夜の噴水が 弾むたび 羽織袴の 殿様も きっと見てたの この月を 制服ポケット 握りしめ 大正ロマン 抱きしめる 七里の渡し 跡地には はまぐりの殻が 眠ってて 恋が叶うの 片想いが どっちの運命 選ぶかな 九華公園の ブランコで 夕暮れ空を 蹴り上げた 赤レンガ造り 見上げれば 時計台から こぼれ出す メロディーだけが 知ってるの 誰かへの想い 秘めたまま 帰り道には 立ち寄った 昔ながらの 駄菓子屋で 見つけた缶詰 ポケットに 思い出しのばす きっかけに 桑名の街が 染め上げる キラキラ光る 夕暮れを 明日も違う 色に染まる この町で見つけた 私を