鈴鹿サーキット グランドスタンド 誰もいない この時間に エンジン音だけ 残ってて 公園のベンチ 座ってる いつか追いつく 気がしてた 走り去ってく 憧れに 椿大神社の 赤い鳥居 くぐり抜けては 立ち止まり 縁結びより 叶えたい 夢が一つ あるんだ 伊勢型紙の 資料館 指でなぞった 伝統が 私の明日を 彩って 職人になる 決意した デザイナーじゃない 違う夢 この手の中に 見つけた 帰り道まで 染み付いた 藍と墨の においには 何百年も 積み重なる この町の誇り 感じてる おばあちゃんの 指先から 受け継ぐものが あるのなら 伝統なんて 重くない 軽やかに翔んで みせるよ