気多大社の 境内の下 月が零して 銀の粒 千年祈りの 朱の鳥居が 闇に佇んで 夜を守る 羽咋の浜に 寄せる波は 過ぎ去る時の 音のよう 古代のロマン 語りかける 砂丘の風に 身を任せ 柴垣海岸 夜風に乗り UFOの夢 追いかけた あの日の空を 思い出せば 不思議な鼓動 胸に残る 妙成寺から 鐘の音が 砂浜伝い こだまして 永遠の刻が 流れ出しては 今を彩る 物語に 砂丘に続く 足跡だけが 確かな道標 示すよう 誰も知らない 真実めいた 謎を抱いて 歩いてく 千里浜なぎさ ドライブウェイに 満月映る 波の道 車のない夜 静寂の中 記憶が波に 溶けてゆく 古代のロマン 眠る砂の 下に隠れた 歴史たち 明日も誰かが ここを通り 新しい謎 見つけてく 宇宙の海を 見上げながら 永遠の夢を 数えよう この浜辺から 始まってく まだ見ぬ物語 待ってる