白山比咩神社 石段に 篝火が揺れる 宵闇で 巫女の祈りが 残されて 夜風に乗って 舞い上がる 千年の時を 超えてなお 神様の声が 聞こえてる 鶴来樹園の 小径では 紅葉が織りなす 絨毯に 足音さえも 忘れては 月の光と 溶け合って 手取川親水公園 河原で 星を映した 水面には 砂金のように 光たちが きらめき響く シンフォニー 誰にも見えぬ 夢の跡 水音だけが 知ってると 白山麓の 山並みが 闇を抱いては 佇んで 遠く響いた 鐘の音に 心が揺れる 深い夜 石動の空が 遠のいて 闇が深まる この時を 明日は違う 私でも 今は静かに 歩いてく