總持寺通り 石畳が 足音吸った 静寂へ 古い朱塗りの 門をくぐり 夢の続きを 探してる 白壁越しに 覗いてる 昔の人の まなざしが 輪島朝市 通りには やすらぎ漂う 月の下 空っぽの市が 眠るころ 思い出めぐる 路地裏で 千枚田の空 星降って 段々畑を 照らしてる 稲穂の跡が 銀色に 光る夜風に 身を任せ どこまでだって 行けそうな そんな気がする この場所で 漆の町の 匂いには 秘密が隠れ 息をひそめ 職人たちの 想いまで 闇に溶けては 浮かびくる 時計の針も 忘れてく 静かな夜に 溺れては 明日は違う 私でも 今は このまま 歩いてく