土星の環が キラメいて 六角形の 夢を見た 氷の破片 飛び散って プリズムになる 瞬間を タイタンの雨 カスピニが 私の髪を 濡らしてく メテオダストの ドレスまとい ミマスの影に 隠れては 環の隙間を 泳ぐように 重力の波に 身を任せ 北極の渦は 六角形 神秘の扉 開いては アトラスの肩 借りながら 天球の海 漂って テティスの上 ジャンプして エンケラドス 目指してく 氷の間から 吹き上げる 間欠泉の シャワーに 乗せられながら 数えてる 流れ星たち こぼれてく 土星の庭で 見つけたの 壊れかけの 虹の橋 めぐり巡って また今日も 私という 光の粒