木星の空は 渦を巻く 大気の波が うねってる アンモニアの シャワーが 琥珀のカーテン 引き寄せる 縞模様が 編み出した 永遠の模様 解けない イオの火山 噴き上げる エウロパでは 氷の下 海の底から 手を振る 見えない誰か 呼んでいる 大赤斑を 見つめては 時計の針が 溶けてゆく 水素の海に 浮かびながら 深度を失う コンパスは 方位も持たない この場所で 私を探す 旅をする ガニメデから カリストまで 衛星たちの ワルツの中 引力が織る ハーモニー 静かに響く シンフォニー 木星の庭で 踊るのは 渦巻く時間 重なって この宇宙(そら)が 選んだのは 私という 小さな星
