勝連城跡 石段で 夏の風運ぶ 三線の音 時が織りなす 木陰には 誰かの祈り 残されて まだ見ぬ明日へ 続いてく グスクの道を 歩いてる 石川歓楽園 噴水は 月が零した しずくさえ 夜風に乗って 舞い上がり 優しい光 放っては 海中道路 渡るたび 波が奏でる 夜の歌 誰も気づかぬ 調べには 島々結ぶ 架け橋の 記憶が溶けて 混ざり合い 新しい夢 生まれてく 与勝の浜辺 歩いては 砂に描いた 足跡が 潮風さらう メッセージ そっと残して 消えてゆく 島と島との あいだには 古(いにしえ)が織りなす 虹の橋 チムグクルの 灯りだけ 確かに今も 輝いて