夕暮れのにおい 混じるノイズ 横顔だけが 時間から溢れてた グラスの水が揺れるみたいに この心も 小さく揺れてた 言葉ひとつで 崩れそうで くちびるの先 呑んだ午後 隣りにいても 遠いまま 笑ってた 怖くて 触れた指先 その1秒 きっと私だけが覚えてる 壊れそうで 息を潜めた 「ただの友達」って誤魔化してた 読みかけの本 伏せたままで 君の声だけ 部屋に降る 一瞬だけ視線が絡まって 私の呼吸が浅くなる 沈黙が好きって嘘をついた 優しさのカタチなぞってた 本当は触れたかった この鼓動ごと渡したかった 名前を呼べばほどけていく それでも君といたかった 聞こえてるよね まだここにいる 言葉ひとつで 崩れそうで くちびるの先 呑んだ午後 隣りにいても 遠いまま 笑ってた 怖くて 触れた指先 その1秒 きっと私だけが覚えてる 壊れそうで 息を潜めた それても君といたかった