ネオンが追いつけない

歌詞

高架下で雨が踊る フィルムみたいに街が揺れる タクシーの尾を指でなぞり 眠れない夜に息を足す コンビニの灯りがやさしい 小銭の音がリズムを誘う 探してるのは今日の続き 画面の光より確かな鼓動 イヤホン越しに風が混ざる 交差点で影が重なる 合図のないまま目が合って 微熱の笑みがルートを変える 地下鉄の遅れもドラマになる 看板の色が雨で滲む ためらいの層を一枚脱ぎ 深呼吸だけで夜が明るい 声にする前の言葉が鳴る 距離はメーターよりも軽い 手首の脈でテンポを決めて 合図はまばたき一回だけ 追いかけて 光の走路 眠らない街で合図を交わす 遠回りでも迷わないよ 信号の青が背中を押す 交差する息がメロに変わる くちびるの外で会話をする 今夜の景色を焼き付けて 明日の朝に持っていこう ガードレールが五線に見える 雨粒が音符に化けていく 名前のない曲を口ずさみ 夜明け前に鍵をかけ直す 自販機の灯りで地図を広げ もう一駅分だけ歩こう ポケットの切符はまだ温かい 手すりの冷たさが気持ちいい 窓に映った顔が笑った 予定外こそが本音に近い ブレーキの鳴きがハモって 雨上がりの匂いが合図 yo city groove 滑走する鼓動 timeline じゃ追えない瞬間 low light でも視界はクリア ping の代わりに手を並べる fake を削除し real に保存 midnight drive で夢と合流 心拍で拍を数え直す 迷いの渋滞 すり抜けよう ためらいの霧を蹴散らして まっすぐ君に向かっていく 追い越して 光の走路 眠らない街で笑いが跳ねる 寄り道こそが宝になる 背中の風が選曲を変える 交差する息がコードを描く 指先だけで鼓動が近い 今夜の等身大を抱えて 明日の窓に貼っておこう ビルの谷間で月が欠ける 欠片を集めてポケットに さみしさごと音に変換 歩幅を揃え夜をほどく 見慣れた街が初めてみたい 看板の英字が詩に見える コーヒーの苦みが甘くなる 君の横顔で季節が変わる 渋滞の赤がルビーみたい 窓の曇りに絵を描いた 合図のいらない距離に来た それでも丁寧に手を取った yeah lo-fi から hi-gloss へ taxi light が metronome dm じゃ語れない温度 hush talk で夜を上書き gate くぐれば今日が反転 next stop はまだ秘密 隠してたフレーズがほどける 距離計よりも近い鼓動 まばたき一回でリンクする 目と目のサインで進もう 追いつけない 光の走路 息を合わせて夜を渡る 遠回りだってまっすぐだ 青い号令に笑って応える 交差する息で和音になる くちびるの外で誓いを綴る この瞬間ごと抱きしめて 明日へ持っていこう