酒蔵通りの 暮れどきに 白壁に映る 光たちが 時を仕込んだ 甕のよう そっと想いを 溶かしては まだ誰も知らぬ 味わいへ この胸の中 熟成してく 広大キャンパス 見下ろして 夢が零れる テラスでは 誰かの願いと すれ違う 夜風がそっと つないでく 西条の駅前 散歩して 並んだ提灯 くぐり抜け ほろ酔い気分の 月明かり 道に広がる 影の上 踊るように 歩いてく 少しわがまま 許すから 憩いの森の 小道では 木漏れ月浴びた ベンチから まだ見ぬ明日へ 手を伸ばす 背伸びするのも いいじゃない 重なり合って 溢れ出す 古いものと 新しさが 私らしさを 探すのに ちょうどいいかも このまちは