帝釈峡の 吊り橋で 風になびいた 髪の先 下を覗けば 渓流が 時を編んでる みたいだよ 私の明日も あのように 流れ続けて いくのかな 神石牧場の 夜更けに 草を噛む音 こだまして 月が照らした シルエットに なぜか切なさ 滲んでく 三和の山々 眺めては 雲が描いた パステルの グラデーション 重なって 心が溶けて しまいそう まだ誰も知らぬ この景色 そっと閉じ込め 大切に 油木の街並 抜けてゆく 誰かの窓に 灯る明かり 今日を終えた 安らぎを こっそり分けて くれている 高原の空 見上げれば 星が教えて くれるのは ゆっくりでも 確かなら それは正しい 道なんだ