昨日から何が変わったか 気づけばもう梅雨じゃないらしい 見下ろす背丈は増えずに 合う目が増えていく 呼吸がしづらくて 西にあった射影機と そこに映ったあなたを あの時食べた アイスみたいに凍らせて 痣を冷やしている わたしはまた壊されてしまったんだ 全て凶器になった奴等を見て 「安い映画みたいだ」 愛してたものとか 綺麗だったものとかの 残骸で隠していたんだ 折れることない中指 焦っては染み出す汗も 朝日も敵になって 七色に光る都市も 気色が悪いね 国はそう 海の怪獣だ 適うわけもないよ 太陽は上から見ている どこまでも続くみたいだ 勝てないままでさ だから少し思考を止めて もう少しだけ 息を止めて 世界を変える 私がまた壊されてしまう前に 全て焼き尽くしてしまえばという 初夏の布告を書いた 隠してた怒りとか 無くしたくないものとか 集めてさ 私だけの小さな国に なればいいな