Track byCata
空っぽの掌を 湿った風に吹かれて 馴染みの蝉時雨 平たい曇天を仰いだ 伸びきった前髪の 隙間から見える雲 無垢だった白はもう 肌色に染まる 砕けた太陽の光は 暮らしを止めることなく 灯りを着飾るたび 僕らは気づけばもう大人になる 世界の理不尽にも 慣れきってしまったけど 子供みたいな夢も 全部忘れないように 砕けた太陽の光は 暮らしを止めることなく 灯りを着飾るたび 僕らはまた新しい光を知る 拝啓、死せる群青よ