僕を虐めた主犯格を 何度殺した、 夢の中で 息を潜めて隠れた草むら 傷だらけの半ズボン 友達なんて一人も居ない 裏では腹の探り合い 生きる為に媚びを売って 嫌われない様に笑って 上手くなんて笑えないから 帽子を深く被り直した そしたら笑う声が聞こえて来て イヤフォンを深く差し込んだ どうしようもないこの世界で あの日の僕が座って泣いてた 夕焼けに溶けてく鳥の群れ 耳元で「生きろ」って聞こえた 破ったカレンダーを また繋ぎ合わせて もう少しだけ生きようとした いつしか痣も無くなって 嫌いな奴も居なくなって 好きな人も居なくなって 無関心な地下街を歩く 僕を虐めた主犯格が 仲間を連れて謝りに来た 「あの時はごめんな、 子供だった」と 笑いながら喋る大人だ 笑顔なんて見たくないから 帽子を深く被り直した そしたら笑い声が聞こえて来て イヤフォンを深く差し込んだ どうしようもないこの世界で 空っぽになった僕の心が 「終わりにしよう?」と急かす時 耳元で「生きろ」って聞こえた あの日に聞いた歌が また僕の手を引く 戦いはまだ続いている 笑っていた奴等は 立派な大人になって 良い気分で酔っ払って管を巻いてる 足が竦む程に空は美しくて 部屋に取り残されたままの子供は 取り返したくて 取り戻したくて 救われたくて 救いたくて 愛したくて 伝えたくて 叫ぶ様に歌った どうしようもないこの世界で あの日と同じ姿で泣いてる その小さな肩には重過ぎる荷物を背 負っているんだろう? それでも生きたいと 生きていたいと言ってよ 僕が「生きろ」って、歌うからさ どうしようもないこの世界で これからも君は傷付くだろう 何度も何度も何度でも 悲しい事が君を責めるだろう それでも生きたいと生きていたいと 言ってよ 君は一人なんかじゃない ひとりなんかじゃない