反動的カタストロフィ

歌詞

肺の底に溜まった澱みたいな倦怠感 「まあ、こんなもんだろ」 と呟く唇が錆びついていく カレンダーは無表情に今日を 昨日へと変えるだけ 抜け殻になるには、 まだ少し心臓が熱い 他人(ひと)の正解に自分を 当てはめるパズル 足りないピースを、 見ないふりして笑った 心の軋む音、 聞きたくなくて耳を塞ぐ だけど静寂はもっと大きな虚無を 連れてくる もういいだろ、この茶番は 仮面の下で呼吸が止まりそうだ 内側で何かが割れる音 衝動が、限界を超えて溢れ出す 全身で叫ぶんだ、 これは僕の不協和音(ノイズ)だ！ 綺麗事じゃ癒せない傷がある このどうしようもない感情こそが、 僕が僕である証明 いっそ燃え尽きるまで足掻いてやる 不貞腐れた世界の真ん中で 僕だけの旗を掲げるんだ、 反逆の狼煙を上げて 息苦しいのは、 空気がないからじゃない 本当の自分を閉じ込めている 檻のせいだ 鍵は最初から ポケットの中にあるのに 見つけようともしなかった、 昨日までの僕 SNSに流れる幸福のテンプレート どれもこれもが眩しくて、 そっと目を逸らした 比べて、落ち込んで、 また自分を嫌うループ この螺旋階段の 終わりはどこにある? Yeah, check it. 自己嫌悪の沼、 底なしのダークサイド 光を求めるほど深くなる パラドックス "I hate myself" でもその奥にある "I love myself" 矛盾こそがリアル、 感情のカタストロフィ 反発係数1000%で跳ね返せ 最低の今日を、 最高の序章に変えるTrigger もうやめよう、自分を騙すのは 魂が「否」と叫んでる 心の地殻が変動を始める 本能が、理性を喰い破り目覚める 世界中に響かせろ、 これは僕の存在証明(アンセム)だ！ 優しさだけじゃ届かない場所がある この歪で醜い感情こそが、 僕を明日へ運ぶ羅針盤 いっそ灰になるまで抗ってやる 無関心な世界の片隅で 僕だけの声を枯らすんだ、 覚醒のファンファーレを 誰かにわかってもらおうなんて 烏滸がましい この痛みは、この渇きは、 僕だけのものだから 理解されなくてもいい、 孤高を恐れない 自分の足で立つと決めた、 その瞬間から 窓に映る自分の、生気の無い瞳 「お前は本当にそれでいいのか?」 と問いかけてくる 頷けなかった、だから僕は走り出す 理由なんて後付けでいい、ただ、 このままは嫌だ Yo, break the silence! 思考停止の回路を切れ 退屈という名のウイルス、 全身に蔓延 ワクチンは衝動、副作用は自由 常識の鎖、 引きちぎってFly through ネガティブを燃料に、成層圏を突破 臨界点を超えた先で、 新しい宇宙を見ろ もう戻れない、その覚悟が 錆びついた身体を突き動かす 心のマグマが沸点を突破する 革命の、産声が上がる瞬間 全身全霊で放て、 これは僕の生命讃歌(ブルース)だ！ 教科書には載らない答えがある この制御不能な感情こそが、 僕が生きているという熱量 いっそ全てを壊して創り直す 退屈な世界の最前線で 僕だけの傷を誇るんだ、 剥き出しの魂で