昼間の夢見て間の意味を触るように 縦縞の影を飛び越える小さな靴たち なだれ込む意思に 打ち付けられて流れ出す 苛立ちは煙に変えられなくて 歳をとる 水色の羽を動かすこともまだ 駆け上がって息を合わす 深いところで再会しよう 確かなものはないけれど 逆さの景色が誘い出す リコリスの味を知らないまま 奥歯で食んで あどけない顔を少し歪めて 笑っている 橋の上から覗き込み紺を抱く 擦れ合って傷を作る 帰るまでは一緒にいよう まだ何も知らないけれど 指先が暖かくなる 駆け上がって息を合わす 深いところで再会しよう 確かなものはないけれど 逆さの景色が誘い出す