笠戸島の 渡し場で 夜行フェリーの 汽笛聞く 甲板の上 一直線 どこまで続く 航路なの 誰も乗らない この時間 私の想い 運んでく 下松工業地帯 クレーンの腕が 描き出す 未来図みたい 軌跡には 今宵の約束 隠れてる 米泉湖畔 月の道 水底に沈む プラネット 誰が落とした 宝石が そこで産声 あげるまで 時を数える みたいだね 波紋広がる 瞬間に 笠戸ハイツの 展望台 街が零した パレットは 溶けた色たち 混ぜ合わせ 新しい夢 作り出す 工場地帯の 明かりさえ 今は天の川 流れてて この街が持つ 二つの顔 どちらも私の 道しるべ
