松並木通り ガラスの建物 夜露を纏って 輝いている 誰もいない駅 最終電車の 光の軌跡 消えてゆく 利根川沿いの 土手に登れば 東京の灯りと 星が溶け合う 野鳥の森で 夜風が描いた シルエットだけが 記憶の中で 踊っている 新しい街 古い面影 守谷城址に 月が落ちて 石垣の隙に 咲いた野花が こぼれた光を 集めてる 高層マンション 窓明かりの群れ 天の川のよう 時を編んでは 新しい夢 紡いでゆく 野鳥の森で 夜風が描いた シルエットだけが 記憶の中で 踊っている 都会と田舎 交差する場所で 明日の色を 探してる