かみね公園 観覧車止まり 凍てついた夜に 光をためてる 誰もいない ベンチの上で 星屑こぼれて 冷たい海へ 助川山から 工場地帯を 見下ろす灯りが 天の川のよう 日立駅前の 階段を上がり 海風まとった 記憶の中で 波が鳴ってる 赤レンガ造りの 古い建物が 影を重ねて 物語作る モノレールの 軌道の下で 時が止まったよう 静かな宵 漁火の列が 水平線から 消えてはまた現れ 春を待つ街の 呼吸のように 日立駅前の 階段を上がり 海風まとった 記憶の中で 波が鳴ってる 海と工場と 街が溶け合って 新しい夜を 作り出してく