五料の滝瀬 川面に映える 街路灯の列 水に溶けては 夏の終わりの 蛍の群れのよう 輝きながら 流れてく 八幡宮の 境内を抜け 風鈴の音が こぼれ落ちる 北部公園 芝生の上に 露が描いた 虹色の夢を 抱きしめて 田んぼの中を 一筋の道 月に照らされ 銀に染まって 稲穂のざわめき 聞こえてくる 風の調べに 揺られてる 工場の灯りと 田園の闇が まだらに織りなす 絹のような夜 利根の流れに 溶けてゆく 北部公園 芝生の上に 露が描いた 虹色の夢を 抱きしめて 都会と田舎 織り交ぜ合って 新しい色の 夜が咲く
