Track by小鳥と象
夜中になるたび 起きてくるのは 何も持たない 何者でもない ただの私 思い出した やさしい瞬間(とき) 笑えない瞬間も 歴史的な事は無いけれど 一コマを 格好つけてスクリーンに映す 365日をなんとなく 生き延びた奇跡に拍手しよう 毎朝干してる洗濯物に 私の頭 心も全部干しといて ぼんやりすること もっと許せたら もっと笑ってゆるく楽にやれたなら 肩書が増えるたびに 自分のことがわからなくなる 動かない体で見る夢が 本物ならズレてても大丈夫 夢中で読んだ本の終わりに 新しいページを足すように