薬王寺公園で 誰も知らない この時間 灯籠の影が 揺らめいて 私の心も 溶かしてく まだ名前のない この気持ち そのまま抱いて 歩いてく 花鶴が浜の岸辺で 潮風まとう 髪の毛が 自由になった みたいだね 束縛なんて いらないの 米多比北原遺跡 古代と現代 交わって 私という 生き方も どちらでもない グラデーション 完璧な答え 出なくても それぞれの色 持ってて 境界線の ここにいて 新しい何か 探してる 谷山の展望台 JRの光 一直線 まっすぐ過ぎる その道を わざと外れて 歩いてく 迷うことさえ 楽しめる そんな私に 会えそうで ベッドタウンの 夜明けには 誰も気づかない 私がいて 予定調和な 明日じゃない 何かが始まる 通勤電車を 見送って マイペースでも いいんだって この街が今 教えてる それぞれの時 それぞれの道
