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遅れて届く灯

Track byAcre

2,415
0
  • 2025.08.20
  • 5:24
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歌詞

窓枠に腰をかけ、 風が運ぶ未読の手紙を読む。 胸のメトロノームが、 小さくも確かに刻む。 遠い灯へ、 名前を付けずにそっと手を振る。 エレベーターの鏡に映る私へ、目で 「大丈夫」と送る。 できない日も、 靴紐だけは結べると知っている。 静けさは味方、 呼吸のノートに余白をくれる。 誰かの光を羨む夜は、 視線を内側に戻す。 胸の奥で柔らかな火が、 ゆっくりと強度を上げる。 It’s okay to be slow、 やさしさで骨組みを補強。 まっすぐ届かない光でも、 遅れて心を温める。 I keep walking、 足音の静けさを誇りにする。 小さな勇気を、 明日の私へ回覧する。 矛盾や弱さを抱いたまま、 手のひらを開いてみる。 風が通って、 胸の部屋に明かりが差す。 静かな誓いが、透明に鳴る。 ベランダの鉢に水をやり、 葉脈のリズムを聴く。 夜更けの洗濯機が、 銀河みたいに回る。 ささやかな家事が、心の埃を払う。 Soft glow, steady flow、 gain up inside。 Past is archive、now is live、 future in sight。 Stay kind, stay wide、 that’s my guide。 失った名前をそっと呼び、 ありがとうと言って手放す。 軽くなった肩で、 空の端を見上げる。 Count to four、息の輪が広がる。 道端の花に学ぶ、 うつむき方と立ち上がり方。 We go gently、 胸の灯台が歩幅を照らす。 ためらいの影に、 あたたかな色を足す。 さよならの続きに、 はじめましてが潜んでいる。 両手で抱える感情の重さ、 全部で私の体温だ。 光は少し遅れて届いても、 確かに届く。 川沿いの風がページをめくり、 未読の朝が顔を出す。 誰かの窓明かりが、 生活という星座を描く。 私もどこかで、 小さな点として瞬く。 Stay true, breathe through、 gentle is strong。 Fade the fear, raise the cheer、 hold on。 Little steps, big depth、 we belong。 ほどけた気持ちを結び直し、 胸に優しくしまう。 背筋を伸ばすと、 世界の音が少し澄む。 Light me up softly、目尻で笑う。 遅れて届く光で、 今日の不安がほどけていく。 I walk on, softly、 夜明けの手前で頷く。 静かな歓びが、肩の内側で芽吹く。

このアルバムの収録曲

  • 1.遅れて届く灯
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