好きなものがある時を境に ひどく辛くなる瞬間がある 僕らはきっとそういうものを次第に 諦めるのが上手くなる 水面に顔を 思い切り つけたように 鼻がツンと 痛くなる それでも 僕は止まらない 走って転んで 砕けて散って 何もかもいい って言ってまた 走って迷って 悩んで笑って これでもいいかって 言い聞かして あの日の輝きを思い出す 気づくとまた走っている 足が竦んだように重くなる 心の臓が 脈打ち 速くなる速くなる それでも僕は進む 走って望んで 傷ついて泣いて このままでもいいって 言ってまた 走って走って走って叫んで これだからいいって 信じている あの日の輝きが忘れられない 涙で滲んだあの光を 震える心消えないそれでも 気づくとまた走っている 走っている いけ どこまでもいけ