小学生 好きな事は 日曜日の少年野球で ストライク 入らないから 僕のチームは弱かった 夢中で投げるけれど いつも拍子外ればかり でも練習で投げたストライク よりもスピードは速かった 僕の目はだんだん年をとって 煙草を吸い始めたのは中学生 背伸びして大人ぶる事を 「不良」と呼ばれて 都合よかった バイクを盗んで捕まって 呼び出された夏休み だけど大人達に嫌われない 理由を僕は知っていた 僕は泣きそうなくらいの 思い出に造られながら 信じていた 今に教えられる 僕は今病気だってさ 僕の過去を否定したそれは 自分自身であり僕の青春で 映画や本に触れて 流した涙に戸惑う 愛する事と愛される事を 知る高校時代 僕は泣きそうなくらいの 思い出に造られながら 信じていた 今に教えられる 僕は今病気だってさ 僕の過去を否定したそれは 自分自身であり僕と青春を 共に歩む だけどそれを隠すために 5ミリグラムだけ 僕を縮めていて それでも歌を歌う そんな僕の歌を 口ずさみながら 「いい歌だね」と 微笑んでくれたのは 僕の球を受けてた君だった