僕の口は笑っている 僕を見て笑っている その先にある街灯の明かりで 青く光を浴びる体と部屋に 響く環状線からの 車の音が半開きの窓から 聞こえている 僕はそれに耳を澄まして いつかの僕と重ねては 今を想う 言葉にできない空気は 大切に僕の中にしまい込んで 溢れ出す懐かしい魅力に 思い出し笑いが込み上げれば 息を切らしては死んで行く 僕らの目に人は何かを してくれるだろうか 僕の口は笑っている 僕を見て笑っている 走っても走っても 届かないのならば 歩けばいいさ ポケットに夢つめ込んで 追いかけて追いかけて 見つけた自分なんて 思っていたより ずっと小さかったよ この部屋と僕に今 響いてるのは ただ車達が流れて行く音で 聞こえている 僕はそれに耳を澄まして いつかの僕と重ねては 今を想う 僕の口は笑っている 僕を見て笑っている