私がいるとこから見える 未知の色は持つ 数多の 記憶にある隙間 言葉が放つ 行き場をなくす優麗 性に往年の痛みの音を抱えた 俯く彼らはどこへ 僕はそうこうしているうちに旅に 出る 暗闇の向こうに立つ 君は見ている 細波を感じている夜に 向かっている 灰色立ち込める部屋 零る感情を止めてくれ 慌てるなよ 今は この距離がいいんだろう 急いでるなよ いつかはまあ 埋められるだろう 新たに伝う音のサイン 渡し合う 灰を 骨に 溶かし 絵が描けるなら あなたに揺れる心の災 透かしても 構わないだろう 日の暮れなずむ 赤の色 頭にいる 瞼の底の 気にならない音と 共にある 私はもう 私はもう