同じ電車、同じ時間 いつも目に映る、君の横顔 話しかけるなんて、できなくて だからね、遠くでこっそり 本を読むふり ページをめくる それだけが、僕にできること だけどある日、ふと目が合った 胸がドキッと苦しくて 気づいたら、君の元まで歩いてた ねぇ、ドキドキが止まらないよ 「それ、好きなの?」 「はい…」とだけ、答える君 「じゃあ、一緒だね」 驚く仕草が あまりに可愛すぎて 初めて聞いた、君の声 もうこの気持ち、止められないよ 次の日も、その次の日も ページをめくるたび、君と目が合う 話すことが だんだん増えて 少しずつ、心が近づいていく 「ねぇ、来月続編が出るらしいよ」 本のことで、話しかけた だけど本当は、それよりも 君の声が、聞きたくて 「それ、好きなの?」 「はい…」とだけ、答える君 「じゃあ、一緒だね」 その笑顔に 心がドキドキする 初めて見た、君の笑顔 もうこの気持ち、止められないよ いつの間にか、電車の時間が 僕の特別になったんだ もし、この本を読み終えても 君との物語、続きは一緒に 君の声を聞いた あの日から 止まらない、この想い その笑顔が 僕の世界を変えたんだ もうこの気持ち、止められないよ 本がきっかけの出会い 物語の続きは、君の隣で…
