夕暮れの教室 呼び止めた背中 「ずっと好きでした」 震える声、かき消す風 君は優しい顔で 少しだけ困ったように 「ごめん」と言った その瞬間、全部終わった バイバイ、昨日の私 涙にすがるのはもうやめた ハサミを入れた長い髪 新しい風を感じたいんだ 「君のため」じゃないからね 「自分のため」って言えるように 前を向いて、笑うんだ バイバイ、昨日の私 鏡の中の私は なんだか少し強そうで 「あぁ、これもアリかも」 って ひとり笑ってみた 君の好きな私じゃなくて 私が好きな私になろう 恋が終わって 気づいたの 未来はこれから バイバイ、昨日の私 もう振り向かなくても大丈夫 ショートになったこの髪も きっと私を変えてくれる 「君のため」じゃないからね 「自分のため」って言えるように もう一度、鏡の前で バイバイ、昨日の私 もし君が気づいても もう戻らないよ 「変わったね」って言われても もう、平気だから バイバイ、昨日の私 この道は私が選んだ いつかまた、笑えるように きっと素敵な恋をするよ 「君のため」じゃないからね 「自分のため」って言えるように この気持ちとお別れだ バイバイ、昨日の私 長い髪と、泣き虫な私に 「ありがとう、もう行くね」
