微笑む口元そっと隠すように 吐き出す煙に見惚れていたから これも違う素顔には届きそうもない すべて嘘の言葉だと気付いてた 綺麗なあの人にはなれないことは 知っているから 赤い赤い花になることをただ願った 嫌いになれたらどれほど 楽になれたのでしょうか 緋い緋い血がこの体から流れた 抱かれているのにどこか寂しいのは 心の居場所を探せてないから 私だけのあなただと思っていたのに 救えないのこの先は幻想で 崩れ始めた物語は戻ることはないと 知る 赤い赤い花になることをただ願った 繋ぎ目から解け始めた音で 気付けたようで 緋い緋い血がこの体から流れた その瞳に焼き付けて 欲しい落ちていくこの体を 緋い緋い華は誰よりも輝く どんな別れよりも激しい 終わり方になることでしょう 紅い緋い血が体を温めていく