真っさらな紙の上に一つと色を与え 彷徨った道の上を歩くことはもう 無いだろう 全てサヨナラ 言葉にならなかった苦しみは重ねる 度に 楽になれるのならば僕はもう 死んでいる いつからか止めた 絵筆運命のせいにした あの人が描いている未来は綺麗で 醜い ノイズだけの片隅じゃ叫んでも 届かない 君がくれた言葉も明け渡した愛も 全て 無償じゃないのならば 僕はもういらない 故意の言葉は軽く 不意の言葉が胸を突き刺す 道化のように願うのなら いっそ消してしまえばいい 言葉にならなかった苦しみは重ねる 度に 楽になれるのならば僕はもう 死んでいるのに されど苦し泣いて 今も痛むのは今日を 生きたいと願うから明日を 見たいから 言葉にならなかった 言葉にできなかった 生きたいと言えなかった