君とチューブと、僕らの夜 (soft ver.)

歌詞

出会った日の午後 光が揺れて 君は少しだけ 遠くを見てた カバンに入ってた 細いチューブの 意味を僕はまだ 知らなかった メイド服にそっと 微笑む君 「また会おうね」と約束したね 会いに行ったら 君は照れて まるで春の風みたいに 笑った だけど気づけなかった そっと隠した傷 小さな呼吸に混ざる 涙の音 言葉にできない 君の寂しさ チューブの向こうに 閉じ込めた声 落ちていく影に 手を伸ばしても 触れられないものばかり 増えていった 「私たち合わないね」って 君が言うけど 「そんなことないよ」って 嘘じゃなかった いつからか君は 少しずつ遠く 増えてく傷痕に 僕は戸惑い それでも会いに行った夜は 冷たい月が そっと見ていた 未来のことさえ 見えなくなって 沈む心が 名前を呼んだ 最後に聞いた 君の震える声 「嫌、私は会いたい」って 小さな願い 僕の答えが 君を離した 「そうだね、やっぱり合わないね」 優しさだけじゃ 届かないこと その時やっと 知ったんだ 君のこと わかってるつもりでいたけど 本当は僕も 君と似ていた ただ隣にいたかっただけ 今もどこかで 生きてることを祈ってる