潮騒が朝の骨に響き、 まぶたの奥が明るくなる 砂のきらめきが靴裏に移り、 歩幅が軽い 路地の風が塩を運び、 言い訳の角を丸める 海図のない散歩でも、 胸は凪いでいる 波打ち際に書いた迷いは、 寄せては返すたび薄くなる 透明な時間が背中を押し、 うつむきがほどける 群青の空が大きく息をして、 私もそれに続く 指の間をすり抜けた不安が、 泡になって消える 遠くの灯台より、 隣の笑顔を信じたい 完璧でなくていい、 揺れたままでも進める こころの碇を少し上げ、 自由に揺られる余白 Sail light, hearts bright, we go 風をまとって走り出す、 髪が祝福みたいに踊る 希望の粒を空へ投げ、 跳ね返る光を浴びる 転んだ跡にも陽は差す、 潮の匂いが強くする 手を振れば景色が笑う、 今日が好きになる 夕凪の街に鈴が鳴り、 記憶の缶がやさしく転がる ためらいを波間に浸し、 角を丸めて連れ帰る すれ違う目線にpeaceを配り、 小さな祝祭を開く Stay tender, keep open, like the tide 横顔で合図する太陽、 ビルのガラスが海になる 並木の影がゆっくり揺れて、 影さえやさしい 地図にない階段を上り、 風の高さを確かめる 胸のコンパスが北ではなく、 いまを指す Uh, city breeze, salt-kiss on my cheeks 過去のループはskip、軌道をtweak rumorsは静かにmute、心はpeak Love like water, flow free every week 近道じゃなく景色の良い道を選ぶ 勝ち負けの尺より、 呼吸の深さで測る 揺れとともに在る強さを信じて Light up inside, let it show 走る鼓動で空を撫で、 雲の切れ間に願いを置く 濡れた靴でも笑っていよう、 乾くまで歌えばいい 誰かの正解より、 ここから見える蒼を選ぶ 掌を重ね、風を受け取る 夜の港に星が落ち、 黒の中に波形が浮かぶ 静けさが耳を洗い、 明日の輪郭を描く 不安を抱えたままでも、 灯りは運べる Let the tide guide, gentle and wise 信号待ちの群青が瞳に宿り、 冷たさが気持ちいい 旅に出ない日も旅の途中、 気づきの数が距離になる 手紙みたいな風が頬を撫で、 言葉より正確に届く ほどける笑顔が、 水平線を少し近くする Bounce with the breeze, ため息はrelease 比較のゲームはquit、 心のpeace increase True colors rise, no need to appease We wave to hope, sweet ease 失うことの痛みを知って、 手放す術を学ぶ 握りしめずに、でも諦めずに、 ゆるく結ぶ いまここにある水音を聴き、 意識を澄ます The heart sails home, clear and calm 風をまとって走り出す、 鼓動は拍手になる 希望の粒が頬で弾け、 笑い声に混ざる 転んだ跡が地図になり、 明日へ続いていく 手を振れば景色が笑う、私も笑う
