満身創痍の意識の中で ここから見たらまあるい月の 平らな地面を君と歩く しあわせな夢を見ていた 走馬灯の中に 君がこぼした涙が消えていく 別にどこだって良かったのかな 君さえ居れば 全部どうだって良かったのかな 君さえ居れば 最初から何も持ってなかったのに 君を知ってしまった日から しみったれた街のてっぺんなんか どうでもよくなったんだ 守れるものは大して多くはないけど どうしたって誰かの夢のためにしか 生きられなかった僕を許して だって 君にはきらきらひかる あの場所が似合うよ 持ってる全部この街に捧げても あのまあるい月を 君にあげたかったんだ