「もう終わりにしよう」 笑って手を振ったのは 目の前の君にか いつかの二人にか 帰り道どこを見ても思い出すよ 足りない二人の満ち足りた生活 君ではない誰かに 君に貰った何かを 渡していくのだろうね わたしが捧げた愛だった何かは どこか飛んでって見えなくなった 二人の話を していたつもりだったのにな 気づいたらなんにも わからなくなって一人で 優しい思い出とあたたかい気持ちと ほんの少しの憎しみを残して わたしは先に行くから 共に過ごした日々が たとえ一生かけてなくならなくても すべてを愛せはしなかったくせに どうして君が泣くの 泣きたいのはこっちだよ 笑って手を振って またねって言ったじゃん