夜の隙間に何が見える? 西陽と遠い記憶 鈍色の街の回想 夕立、2拍置く ひとつの傘もなくて逃げ込んで 後悔の端を見ている 視界に落ちた誘蛾灯と 川沿いを照らしている街灯 振り返れば枯れた花ひとつだけ 褪せない空の青さで さよならを薄めるように 錆びついた日々、頬の熱も まだフィルムの中に 仕舞っていたいの 仕舞っていたいの、ただ 夜の隙間に何が見える? 貧しい心と、名残惜しさのカケラ 余白を埋めるだけ 剥がれ落ちても もう一度、もう一度って 分からないまま 消えない夏の想い出を 確かめるようになぞって 流れる雲と夏の影も まだフィルムの中に 後悔は人を育てるんだとか 終わりがあるから儚いだとか うるさい! 過去がいらない生き 方だってしてみたかった! 間違っていたってさ それでもいいから ただ、最期は笑っていたかった もう遅いかな 褪せない空の青で さよならを薄めるように 錆びたついた日々、頬の熱も まだ消えない 夏と青と想い出を 確かめるようになぞって 流れる雲と夏の影も まだフィルムの中に 仕舞っていたいの 仕舞っていたいの、ただ
