「きっと意味などないし」 また目をそらして 転がるような生活の 終わりを目指して歩いて 窓の向こうに浮かんだ 宇宙みたいな月夜の藍は 上手く笑えない引き攣った顔を きれいに映す ありきたりな事なんて つまらないと言って 間違いでも強がった所為で もう歩けない 消えない傷が増えていって 後悔したって 明日に飛ばして僕たちは 息を吸って吐いただけの生活を 続けて あの言いかけて飲み込んで 空に隠した言葉で夕を藍にして 追いつけなくて足が止まって俯いて 見えない 目標とかもないし 朝のニュースも興味が 持てないでいて どこか他人事のようで 眠い目を擦る 叶えられた事なんて 何ひとつも無いから ピントの合わない世界で僕はもう 歩けなくて 正しさとか分からなくて 割切れなくて 他人の気持ちも分からなくて 遠回りをしてばかりで時間を 無駄にして 見えない幸せを探して 肩を落として 浅い呼吸を声にして いつまでだって 下書きの心の跡は消えない 分かり合えない事 指の冷たさだけを覚えている 言葉に詰まる もうずっとこのまま? 消えない傷が増えていって 後悔したって 明日に飛ばして僕たちは 息を吸って吐いただけの生活を 続けて あの言いかけて飲み込んで 空に隠した言葉と憂を愛して 追いつけなくて足が止まって俯いて 見えない