Track by九段時雨
12月の夜は更ける 冷たい空気。満月 コンビニの温かいコーヒー かじかんだ手を暖める 冬の夜。東の空に オレンジが溶け始めている 2番線 ビルの隙間を 抜けて輝く 朝焼け 午前六時 白い吐息 凍える 冷たい夜空。終わりを告げる さよなら。別れ告げて 喧騒が騒ぎはじめる 満員電車、交差点 少しずつ確かに進む 気怠い人達の足並み 朝焼け 午前六時 眠りから覚めた街 冷えた街に光差し込んで 今日の始まり告げる 朝焼け 夜があける 寒空に消える月 温かいコーヒーを飲み干して 今日がまたはじまる さぁ。