過ぎ行く生活の中で 私 何時の間にか母親になって あの頃街に繰り出して ステージに齧り付きの 少女はもういない 素敵な事のすべては 貴男が持って来てたわ 貴男の聲が聞きたいの 週末だけのロックスター 私の為歌う90'sヒットナンバー 肥えた肚の内も 見え透いた嘘も包んで 安っぽく照らすステージライトが 近過ぎて滲む膏汗 燥ぎ酔い潰れた 貴男を抱え帰る深夜タクシー 思えば小さな頃から パパとママのベッドは 別の部屋にあった 隣で眠る大きな髭面が愛しいの 地を這う様な大きな鼾のメロディ 週末だけのロックスター 貴男の貴男に依る私の為のメロディ リズム&ハーモニー ただの一つさえ見逃せない 日々当たらないステージライトに 照らされて照れているんでしょう あの子はもう寝てるわ 今日は少しだけ遅くなって良い 貴男と二人帰る深夜タクシー