ぱっとしない空は遠くて 季節は巡り、この街の夏 2人で見た景色や、歩いてきた道も 今日はひとり歩いてる 日差しの青にオレンジの破線が 眩しく見えた今年の夏 簡単にゆれる青いこの湖面に また大きく、小さな花火が ぱっと散って音鳴らして 君のこと忘れさせない 今日はちょっと期待した未来は 来ないことを知った さっきだって、 人並みの中に君の影がよぎる 怖くなる、まだここにいてほしいの もっと強く歩けたなら 君の不安にきっと気付けたかな いつも同じことで悩む私を見て 君はどう思うでしょう そんなことばかり考えては病んで 2人の繋がりを探していくと 見つけたものにいつも振り回されて また大きく小さく私は揺れる 打ち上げたこの花火が音もなく 消えた時 頭を支配した言葉だけ響いたの わからないこともないとか 御託並べて今じゃ取り 戻せない時間に変わっていたのね ぱっと散って咲いた 火があなたみたいに思えて 暑い夜、生ぬるい風に虚しくなるの 今日だけは許してほしいなんて 誰に願ってるの? 気付かないよう夢を見る 今日もきっと明日だって、 私は君が好きで ちょっとまだ痛いの、 とうに咲く君の花見上げて もう二度とあなたと同じ景色を 見上げられないことが少しずつ 分かってきたの