きっと悪い夢なんかじゃない 見つけてから 今日までのすべてのこと 転んでまた絡まる模様 落書きもためいきも消えないまま 昨日のわたしは 柄じゃないでしょうって 恨めしそうに笑ってる気がしたけど 誰も気づかなくても わたしは恋をしていた 掴む気もない風を あなたは見つめていた たった一言話しかけるのに どれほど勇気が要るか わからないでしょう? 笑顔を向けてくれるたびに 涙が出そうなのは どうしてでしょう? 明日も明後日も わからないままでいいよ でも時々おかしくなりそうなんだ 何も話せなくても わたしは恋をしていた 覚えたての光を あなたは見つめていた 誰も気づかなくても あなたは恋をしていた 誰も知らないあなたを わたしは見ていた それだけでよかったのに こんなはずじゃないのに もういいや 誰も気づかなくても あなたは恋をしていた 遠いままの背中を わたしは見つめていた