雨上がり片隅に残された 小さな光拾い集めてはまた 緩やかに降り注ぐその全てを集めて 一つずつ一つずつ 海辺に並べていたんだ 気がつけば夏の終わりの風が吹いた 前髪がうっとおしい もううっとおしいなあ 髪がうっとおしい もううっとおしい 春の手を向けて告げてしまう 残る文明のすべて 日は暮れる だけど例えられないよ つまし流れて 眩しさの合間 その行方を報せる影 時々は夏の終わりに隠していた 目をふせる隙間で 瞬きをすり抜けていく 思い出している 思い出している 波が揺れている 寄せて返している 寄せて返している 前髪がうっとおしい もううっとおしいなあ 髪がうっとおしい もううっとおしい 春の手を向けて告げてしまう 残る文明のすべて 日は暮れる だけど例えられないよ つまし流れて 巡り巡る先で揺らいだ 見つめてる形を縁取って 思い出している