ねぇ、 あなたの好きなことはなぁに? 心から望むことはなぁに? いつかは忘れちゃうかな あなたと言葉と夢の形を 道端に落ちてた棒切れも 何も言わないはずの人形も ノートの端で輝くシールも 全部が全部、本当の魔法だったんだ 叶うと信じていた将来は 傍から見りゃただのわがままだった でも譲れない思いも増えちゃうから 靴飛ばして占ってみたりして ただ願うだけでバカにされて やったことは全部無駄になって 伸ばした手は皆振り払われ それでも諦められないことを 夢と言うのかもしれない ねぇ、 あなたの好きなことはなぁに? 心から望むことはなぁに? いつかは忘れちゃうのかな 恥ずかしいくらいきらめいてた 想いも ずっと一緒だったあなたのことも 苦手だったはずのトマト味も 酸っぱくて甘い恋の効き目も 寂しくて口ずさんだ愛歌も 悲しみだって傷だって 無くちゃいけない宝物なんだって 今は思えるから ねぇ、私が諦めたくないことを 諦めない勇気をください 迷ったって傷ついたって 「間違いじゃない」と 心の底から言えるような ねぇ、 あなたの好きなことはなぁに? 心から望むことはなぁに? いつかは忘れちゃうかな 喧嘩した意味も 塞いだ日々の価値も 無邪気な憧れや願いも すれ違い分かり合えずもがいたこと いつか忘れちゃったとしても 思い出すように書き綴っていくよ あなたと言葉と夢との 別れの続きを
