あのさ、 いつもは照れ臭くて 喉に詰まってしまって 贈るはずだった気持ちも 心の奥にしまい込んじゃうから はぐらかしてしまう自分の 背中を押すように 今日くらいは少しだけ 手紙にしてみようと思うんだ 友達の頃が懐かしいね 隣の席だったってだけ 今はもう当たり前 隣にいないと何か物足りないな ありきたりな言葉は 俺にはいくつになっても 似合わなくて あなたに伝えられるように今 こうして手紙を書いているんだよ ちょけたままごまかすのはもうやめ にして 等身大の想いだけで綴っていくから つまらないって 言わずに読んでみてほしいんだ あのね、 いつもは照れ臭くて 喉に詰まってしまって 贈るはずだった言葉も 日々の中埋もれ錆び付いていくから 変わらなくて新しい日々の スタート切るように この想いを伝えたくて 手紙に向かい合ってみたよ 始まりのキス 覚えてるかな 戸惑い嬉しさが夜を舞った 偶然なんかじゃないから あの日から今日まで繋がってたんだ ありきたりな言葉は 私は照れて言い出せやしないからさ あなたに伝えられるように今 こうして手紙を書いているんだよ いつもならちゃんと 口にはしないけれど 等身大の想いだけで綴っていくから 目を逸らさないで 読んでみてほしいんだ 嫌われないように立ち回って 引かれないように嘘ついて うざがられないように黙っていた 日々と もうおさらばして手を 繋いでいこうか ありきたりな言葉は 口にしてみてもなんだか嘘臭くて ほんとの奥の奥の奥底 温かな気持ち伝わりゃしないからさ 新しい二人の門出を前にして もう心配ないよ 今日交わした誓いが僕らの 明日を照らす光 ありきたりな言葉は 今では必要ないほどここに沁みて あなたとならどんな土砂降りも 晴れ渡り菜の花が咲いていくから ありのまま二人だけじゃない幸せを 等身大の想いだけで作っていくから つまらないって 言わずに生きていけばいいからさ