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4000m-6000m 深海層

Track byGyr0

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  • 2024.01.27
  • 2:36
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歌詞

水深 4000m からは「深海層」 と呼ばれる領域です。 英語圏では「底なし」を意味する Abyss を冠する名前で呼ばれ、 氷点下に近い水温、 極圧という極限の環境のため、 この場所で生きていられる 生物はほとんどいません。 そのような環境下でも生存している 魚の一部は不凍タンパク質を 持っているため、 氷点下の厳しい環境でも体が 凍りつくことなく 生きていくことができます。 深海帯で生息する生物は、 その環境に適応するように 進化してきました。 魚や無脊椎動物は低温高圧環境でも 生存できるように進化、 もしくは暗闇の中でも捕食できる 手法を編み出し、 上部ゾーンよりも酸素や バイオマス、エネルギー源、 そして獲物が少ない過酷な生態系で 繁栄する術を獲得してきました。 資源が非常に少なく、 気温が低い水域で生き残るために、 多くの魚や生物は代 謝が非常にゆっくりになっていま す。 深海層の生命の 90%以上が、 独自の光を作る能力である 生物発光を有しています。 これは視覚のための光を 生成するだけでなく、 獲物や仲間を誘惑し、 同時に自身のシルエットを 隠すように、 この能力を発達させてきました。 生物発光をする動物の多くは、 他の色の光よりも、 より水中を透過する⻘色の光を 生成します。 また、深海帯の生物は、 光が極端に少ない環境で 生息しているため、 複雑なデザインを持った体や、 明るい色の体色が 必要になりません。 ほとんどの魚達は透明、赤、 または黑に進化して 暗闇にうまく溶け 込むようになっており、 表層で見られるようなデザインを 維持することにエネルギーを 浪費しません。 このような過酷な性質を持った 環境であることがお伝えできれば 幸いです。 次は最終層、 超深海層になります。 ある意味では、 ここがもっとも、 宇宙に近い領域かもしれません。

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