「メーデー 調子はどうだい?」 「相棒? あいつは今日も 損な子供みたいに夢を語っている」 「宙に浮かぶ星があって 逆さまで暮らす日もあって…」 「馬鹿なことを言ってないで 光を焚べよう」 外套を騙して派手な理想へ 軽い身は高度を上げた ビルの外は息ができないらしい 空を飛び越えた 枯れた花びら 造花モドキの生花 そんな嘘みたいな 景色が広がった 見下した光は知らない空を ゆっくりと泳ぐ 宙に浮かぶ光 視界を覆う 宇宙ビル 外套を騙して派手な理想へ 軽い身は高度を上げた ビルの外は息ができないらしい 空を飛び越えた