過去(きのう)の私へ、弔辞(ちょうじ)

歌詞

カレンダーの今日の日付に 赤いバツをつけた これは記念日、そう、 弱かった私が死んだ日 「おめでとう」 なんて誰にも言われたくないの 私が欲しいのは同情じゃなくて、 新しい未来だけ 涙の味にももう飽きた頃でしょ? 鏡の中の知らない顔に、 そう問いかけた 作り笑いの仮面はもう重たいだけ 今日、この手で、 粉々に砕いてあげる あなたがくれた言葉のナイフが まだ胸の奥に突き刺さって痛む 夜もある 「君のため」って言いながら、 あなたが壊したのは 私の心だったってこと、 あなたは気づいてもいない 思い出の写真を燃やした煙が 目に染みた これは悲しい涙じゃない、 決意の狼煙 もう二度と、誰かの望む「私」 は演じない 私の人生の脚本は、私が書く 時計の針が、真夜中を指した 古い世界の終わりと、 新しい世界の始まり 聞こえる? 産声にも似た、魂の叫びが これが、本当の私 Unhappy Birthday to me 過去の私に捧げる弔辞(ちょうじ) 君が愛した脆くて弱い私は、 もうどこにもいない 涙のキャンドルを吹き消して、 新しい私、始めます 誰にも邪魔はさせない、 これは私の、私だけの戴冠式 さようなら、愛してくれなかった人 そして、愛せなかった、昨日の私 あなた達がくれた絶望は 私を強くするための、 最高の贈り物だったわ ありがとう、そして、 もう二度と会うことはない ハイヒールで踏み潰した過去の残骸 アスファルトに刻むこの音は、 未来への行進曲 すれ違う誰もが、 私の変化に息を呑む でもまだ足りない、 こんなものじゃ終われない 私が本当に欲しいのは、 表面的な強さじゃない どんな嵐にも揺るがない、鋼の心 もう誰にも、 私の価値を決めさせたりしない 私が、私の世界の、唯一の神になる Yeah, check it, the queen takes the throne 悲劇のヒロインの座は、昨日、 返上した 台本(シナリオ)は白紙、 筋書きはアドリブ 私のルールが、 この世界の新しい法律 涙の数だけ強くなる? そんなの気休め 私は、流した涙の数だけ、 美しくなるの 同情するなら、ひざまずきなさい これが、生まれ変わった私の、 やり方 周りの雑音が、 心地良いBGMに変わっていく 孤独は、私を孤高へと進化させる もう何も怖くない 失うものなんて、 とっくに何もないから Happy Birthday to me 新しい私に捧げる祝辞 君が憎んだ強くて気高い私が、今、 ここにいる 絶望のケーキに火をつけて、 未来を照らし出す 誰にも奪わせない、これは私の、 私だけの物語 もしもあなたが、 後悔して戻ってきても ごめんなさいね、もう手遅れ 過去の男に割いてる時間はないの 私の未来は、いつだって 私と、 私を愛してくれる 人のためにあるから 色褪せて 見えていたこの世界の景色が 驚くほど、鮮やかに輝いて見える ああ、そうか、 世界は何も変わっていなかった 変わったのは、 私の瞳の方だったんだ もう誰のせいにもしない、 何にも怯えない この足で立って、 この意志で選んでいく 私が創る未来は、 私が一番見たい未来 それ以外に、価値なんてない Aight, the final chapter of prelude 序章は終わり、ここからが本編 過去の亡霊(ゴースト)に告ぐ、 安らかに眠れ(R.I.P.) もうあんたの出番は二度とない 主役は私、監督も私、脚本も私 私が望む結末(ハッピーエンド) 以外、認めない これが私の美学、私の正義 文句があるなら、かかってきなさい ありがとう、 私を絶望の底に突き落としてくれて さようなら、そこにいた、無力な私 おかげで私は、誰よりも高く 飛べる翼を手に入れた Happy Birthday to us 新しい世界と、ここにいる全ての私 過去の全ての涙に「おめでとう」 と言ってあげる 痛みの数だけ、人は優しく、 そして美しくなれる 誰にも真似できない、これは私の、 私だけの生き様だ