Track by山内文貴
私ん家の近所は二毛作をしてる 時空を超えるように 麦から麦への赤いホットライン 気づけばいつどこの日 駆けるわきの道 私の気持ちは 深い季節に抱かれている 追いかけるように 肌も若返る そんな錯覚に泳いでる 誤解や轍がどこに向かおうとも 私はふざけている もう一度あなたと巡り会えるのなら 私を維持するなり 焦げた色味のあなたの背中を なぞるうちの近所の麦畑